2019年10月10日木曜日

日本人は本当に我慢強いのか?

日本人は極東まで逃げてきた。
我慢強いのではなく、我慢できないからこそ忍耐という考えに憧れをもったのではないか。
これ以上逃げる場所はない。もう、我慢するしかない。
そして、耐える人が少なからずでてきた。
その中から技術が生まれた。
その技術者を見た人たちが同じように耐え忍ぶようになった。
その子孫たちも耐えれば結果がついてくると信じるようになった。
ところがある程度の物や環境が整った今、耐える必要はなくなった。

日本人に残っていた逃げるというDNAと周りの我慢すべきという考えがずれる。

我慢したら結果がついてきた環境があっただけで、もともと我慢ができた人種ではないと思う。
誰かが注意をしない限り、日本人はすぐに何事からも逃げるだろう。また、逃げたいという考えが先行するだろう。

メダカ

メダカを見ていて、楽しいのかなと思った。
楽しいからやる。できる。楽しくないなら、やらない。できない。
そう考えるのは人間だけだ。
メダカの方が食べること。泳ぐこと。
楽しさを考えることもなく、行動している。
人間より優れているのかもしれない。

2006年9月1日金曜日

主婦が考える家事の対価があまりにも・・・なので

主婦の家事労働の対価は月給15~30万円とか言っている人たちがいるので、私なりの考えをちょっと思いついたので。

炊事、洗濯、掃除。家事はいろいろと仕事がありますが、
今回は炊事について。

調理をする職場といえば食堂(社食)、居酒屋、割烹、ホテルなどがあります。
自営の場合は売上から経費を差し引いた部分が自分の給料となるので、仕入や使う食材、家賃、光熱費に左右されるので単純に労働単価を算出するのが難しい。
また、勤務の場合接客なども担当することもあるので時給換算するのは難しい。
接客をせず単純に調理、後片付けという仕事で給食調理員が適当そうなので、
この職業で計算したいと思います。

給食調理員の仕事内容・給料

各自治体のウェブサイトに給食調理員の募集要項があったので、平均的な内容をまとめてみました。

勤務内容(某自治体)

学校給食にかかる全般の業務で、準備・調理・配膳・洗浄・片づけ業務等を行います。
学校規模により、1日に1,000食を超える給食を提供する場合もあります。
短時間で大量の食材を使用し調理をするため、体力が必要となります。
家庭では大量の食材を使用することもないし、重い什器を取り扱うこともないのでしょう。

勤務時間(某自治体)

午前8時15分から午後5時15分まで
9時間勤務の1時間休憩実働8時間といったところでしょうか。
8時間勤務の1時間休憩実働7時間の方が多いようです。

主婦は6時から朝食作り始めて、7時に食べさせて、8時に片付け。
12時に昼食を作り始めて、13時に食べさせて、14時に片付け。
17時に夕食作り始めて、18時に食べさせて、19時に片付け。
食事時間は労働時間に含まれないので、多くみて2時間×3食の6時間でしょうか。
朝食はパン、昼食はインスタントラーメンとかなら時間は減るでしょう。
あ、献立考える時間は入れませんよ。あと買い物も。
だって、給食は1ヶ月分くらいは事前に決めているんですから。
1食考えるのに1時間だったら1ヶ月で90時間ですからね。
学校給食が献立考えることや買い物に90時間も費やしているとしたら、
給食なんかやめてしまえって話です。
ちなみに私は学校給食反対派です。

給料形態(色々)

時給:800~1,100円
日給:6,000~8,000円
月給:130,000~170,000円

初任給や未経験の給料で計算したいと思います。
何故かというとほとんどの方が他人に料理を作るのは結婚してからだと思います。
もちろん幼少のころから家族に料理を作っていたという女性もいるでしょう。
しかし、それは身内に対してです。両親や兄弟など。
夫から報酬を得るという考えで行くのなら夫は客とすべきです。
味や満足度、食中毒、栄養管理を考慮する必要があります。
万一、何かあっても了承できる家族とは条件が違います。

当てはめるべき時給は800円位が妥当と思います。
しかし、初っ端から主婦の方から反発の声が聞こえそうなので、日給9000円で計算してみましょう。
1,000円×9時間勤務=日給9,000円
日給9,000円×22日勤務=月給198,000円
月給200,000円÷22日勤務=日給9,090円
日給9,090円÷9時間勤務=1,010円

どのくらい作るのか

こんなものがありました。
http://www.town.oyodo.lg.jp/reiki/reiki_honbun/k437RG00000492.html

学校給食調理員の定数算定の基準に関する規則 
児童・生徒(園児)数及び教職員数
調理員数
60人以下
1人
61~200人
2人
201~350人
3人
351~500人
4人
501~650人
5人
651~800人
6人
801人以上
児童・生徒数が150人増すごとに1人を加える。
つまり、調理員1人で「最低150人分は作ってもらわにゃ」ということです。
まあ、おかしな数字ではないと思います。
スーパーの惣菜スタッフでもこれ以上の品数は作るでしょう。
地方では1㎡あたり1~1.5人位、都心部では1㎡あたり2~3人位の来客数がないとスーパーも潰れるはずだから、日本で平均的な地方のスーパーで2,000~3,000㎡の店舗で一日の来客数は約2,000人。2割の人が惣菜を購入すると仮定して400食は作らないといけない。
実際はもっと多いかも。弁当で5~10種類位、寿司でも5~10種類、揚物等で10~15種類。
それぞれを少なくとも20~30食位は作っているから、400~1000食分位になると思います。
しかも給食調理員より少ない人数で回していると思います。

日給9,000円÷150食=1食60円
日給6,000円÷150食=1食40円(こっちが実態に近いと思う)
となります。
夫へ毎日1日3食作っているなら、
3食×60円×30日=5,400円を夫へ毎月請求して下さい。
でも、朝は家で、昼は外で、夜も外なら、毎月1,800円を請求して下さい。
学校給食はご飯かパン、汁物、おかず2品と牛乳くらいなので、
これ以上品数が多いなら妻へ気持ち多く払ってあげてください。
あ、でも煮物とか漬物とか日持ちがして分けてだせるものは1食計算でいいと思います。
給食でもお店でも前の日の残り物は使いませんから、カレー屋さんくらいかな。
なので、カレーが続いた日は1食計算でいいと思います。
だって盛るだけですから。
夫が自分でやってしまう場合もあると思います。
ルーとご飯の割合とか気にする人もいますし。

「こんなわけない!」と怒る専業主婦の方々の顔が浮かんできました。
では3倍にしてみましょうか。
そうすると、給食調理員の日給は27,000円ですね。
妻が夫からもらえる額は月16,200円となります。
しかし、こうなると学校給食はどうなるでしょう。
未経験の給食調理員に月60万円の給料を支払うという世の中になります。

人口10万人の市区町村で小学校10校、中学校5校としましょう。
どこの自治体も何故か中学校は小学校の半分くらい。
※これいつも疑問に思う。数が合わない。中学になったら半分近くは引っ越すの?

0歳から99歳まで1歳毎に1,000人ずつと仮定します。
小学校1年から中学校3年までの人口を9,000人としましょう。
1クラス30人×4クラス=120人
120人×6年=720人
720人×10校=7,200人
120人×3年=360人
360人×5校=1,800人
7,200人+1,800人=9,000人

調理員の数を表に当てはめると、
小学校1校で6人、これが10校なので60人
中学校1校で4人、これが5校なので20人
人口10万人の自治体で80人の給食調理員がいることになります。
まあ、単純に小中学生が9,000人いたら150人で割って、
最低60人は必要かなという計算です。

給食調理員への支払いは
月給20万円×80人=月間1,600万円
月間1,600万円×12ヶ月=1億9,200万円(夏休み・冬休み等は分かりません)

納税人口を20歳~60歳の世代40,000人が納税人口としましょう。
1,600万円÷40,000人=400円
住民負担として給食調理員に対して毎月400円、年間で4,800円。
これが3倍になったら毎月1,200円、年間で14,400円となります。
差額でいうと9,600円ですね。
自治体としては月間4,800万円、年間5億7,600万円。

主婦の方が毎月3倍の金額を欲しがるだけで、
子供1人が成人するまでに9,600円×20年=192,000円入ってきます。
一方、結婚していない、子供もいないという人は、
9,600円×40年=384,000円を余計に負担することになります。
あと、あなたの夫もこの金額を負担することをお忘れなく。
なので、夫の負担は576,000円増ですね。
そして、あなたの子供も成人したら、同等の金額を負担していくことなります。

料理の腕前に自身のある方へ


「給食の味と一緒にしないでいただけます?」
「評判のお店や有名な料理人はもっと稼いでいるじゃない。」
という声も聞こえてきそうです。でも、それは商売ですから。
あなたの料理の腕がもし、この人たちと同等ならお店を経営したらどうでしょう。
夫や子供だけに提供しているのは逆にもったいないですよ。
お店を作って商売をしたら100万でも1,000万でも2000万でも月に稼げると思います。

ところで夫はあなたに毎月100万円払える人ですか?
100万円÷30日÷3食=11,111円。
外で1万円払うとしたら相当な料理が食べれると思います。

1万円払うレストランではどのような対応をしてくれるでしょう。
味に文句をつけたら、新しい料理を作り直してくれるでしょう。
髪の毛などがもし入っていら「お代は結構です。」と言ってくれるかも。
その上、「次回ご利用ください。」と食事券を渡してくれるかも。
食中毒なったら、損害賠償を請求できるでしょう。
※よっぽどのガンコおやじなどが経営じゃなければ。

夫があなたの料理に文句を言ったらどうなりますか。
不機嫌になるかもしれません、何年も根に持つかもしれません。
髪の毛が入っていたらどうしますか?
「ごめんなさい」か、「そんなもん気にすんな」のどちらかを言うだけかもしれません。
食中毒になったらあなたへ損害賠償請求どころか、家族分の医療費を夫が支払うでしょう。

「それだけもらえるならちゃんと相応のことはしますよ!」と聞こえてきそうです。
でも、その金額を妻に払う男性、払える男性は世の中にそういないと思います。
そもそも、そんなに払える男性なら奥さんに炊事はさせてないと思いますし。

では、よく主婦の方がほしがる月15~30万円。
どこからこの数字が出てくるのでしょう。
仮に炊事、洗濯、掃除で月30万円。炊事分を10万としましょう。
10万円÷30日÷3食=1,111円。
これでも1食1,100円払う位ならファミレスで食べた方がいいです。
ファミレスでもちゃんとした対応をしてくれますから。
何かトラブルがあってもお店を変えればいいだけですから。
そして、高級店・ファミレスどちらも食材費込みということをお忘れなく。


主婦の方には夫と労働環境が全然違うということに気付いてほしい。
主婦の方は一仕事終えたら横になることもできるし、テレビを見ること、趣味をすることもできる。しかし、会社員や自営業の人はそうすることはできない。
勤務中は会社員であれば社内の何十人何百人、社会の全ての人に監視されているようなもの。
職人さんであれば日が昇っているうちに、納期までに仕事を終えなければいけない。
お店を経営していればいつお客さんが来るかわからない。好印象だって与えなけばいけない。
主婦の方は評価される人間は夫や子供たちだけだが、夫は社内・社外という社会から評価を受ける。
そのプレッシャーは主婦の働き方とは比べ物にならない。
なので単純に時給で換算するべきではないと思う。

世の中にはお金にならない仕事をしている人は巨万といる訳で。
主婦という生き方、その職業を選択したのはほとんどは本人です。
主婦というのは旦那さんをサポートするというのが役割のはずです。
それが、いつの間にか旦那さんの負担になっている。
夫が30万円稼いで妻に30万円渡す。
では、家賃や食費、水道光熱費はだれが払うのでしょうか?
妻が払いますか?では扶養者は誰になるのでしょうか?
健康保険は誰が扶養者で誰が被扶養者になるのでしょうか?
税金の申告はどうすればよいのでしょうか?

大抵、夫婦仲が悪くなると主婦の方は家事の対価を考えると思います。
妻:「家事労働分払ってよ!」
夫:「だったら今までの生活費払え!」
妻:「貰ってないんだから払えるわけないじゃない!」
こんなやりとりがあると思います。
主婦の方は自分の発言で気付いていますか?
あなたは収入がないのです。
なので、旦那さんが生活に関わる費用を払っているのです。
本来あなたが半分払わなければいけない分も。
妻:「夫婦で稼いだお金でしょ?!」
そうです。そのとおりです。
でも、それは夫があなたのおかげで仕事だけに集中し、
パフォーマンスを発揮できればの話です。
家事にも気が回るの夫であれば、そもそも自分で家事をやってます。
妻が夫に精神的、金銭的負担を掛け続ければ、仕事の能率はおのずと下がり、
社会からの評価は下がり、給料も下がるでしょう。
つまり、家に入ってくるお金は少なくなる可能性があります。
真っ先に一緒に暮らすメリットはないと考えるのは夫側でしょう。

世の中の面倒くさいことを夫がしてくれているんです。
そしてあなたは、ご飯が食べれて、屋根があるところで寝れるんです。
子供がいれば夫より多く一緒に過ごしているんです。
それで、お金が欲しいという人間がいたらどう思います?
たぶん、世の中の多くの男性は飯が食えて、住むところがあって、子供といれる。
それで生活ができるなら金は別にいらないって言うと思います。
そもそも男が仕事をし始めるのって女にモテたいからであって、
「有名な会社いたらモテるんだろ?」
「金いっぱい持ってたらモテるんだろ?」
「社会的地位が高いとモテるんだろ?」と勝手な思い込みから始まってます。
それがいつしか仕事をし始めたら、結構面白くなって続けてるだけです。
こんな男性が世の中の約50~75%です。
ぶっちゃけ仕事しなくていいんだったら、それでモテちゃうんだったら、
仕事したくないっていう男性は世の中で約95%位だと思います。

なので女性側も今一度よく考えて、夫を手のひらで転がすようにした方がいいと思いますよ。
お金や物が欲しいんだったら、あなたが家事に対価を求めたり外で働くより、夫をその気にさせた方が何十倍もお手軽だし、効率良いし、税金も払わなくていいし。
そんな風に思います。

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